2016年07月30日

胸水・心嚢水が溜まってしまうワンちゃん


8月11日(木)~14(日)の診察は午前中のみとなります。

お盆期間は食事・医薬品の注文ができなくなりますので、

継続した薬・食事が必要な方は今週中にはご連絡下さい。




現在、病気と頑張って闘っている柴ちゃんです。

血の混じった胸水(胸の中の水)・心嚢水(心臓周囲の水)が溜まってしまい、

ここ2~3ヶ月、1~2週間に1回くらいのペースで、

麻酔をかけてこの溜まってしまった水を抜いています。


この水がたまってしまうと呼吸が苦しくなったり、心臓の動きに異常が出てしまい、

体調が非常に悪くなります。

この柴ちゃん、いつもだいたい1.5リットルくらいの血混じりの水が溜まってしまうのですが、

胸に針を刺してこの水を抜くのですが、

抜いた後はスッキリした様子で、元気に帰っていきます。




水が溜まってしまう原因としては、

心臓の周りのガンの可能性が高く、おおもとの病気の治療ができていないため、

今後もこの水を定期的に抜いていく必要があるとおもいますが、

いつもとっても頑張ってくれています。
  
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Posted by 駿河どうぶつの病院 at 21:46Comments(0)

2016年07月05日

椎間板ヘルニアのダックスちゃん

7月24日(日)は終日休診、

7月31日(日)は午後休診となりますので、ご注意ください。


現在入院中のダックスちゃんです。

急に後ろ足が全く立てなくなってしまいました。

犬種・症状から椎間板ヘルニアと思われます。

椎間板ヘルニアでも最も重い段階(グレード5)と仮診断をして、

翌日に検査と手術の予定でしたが、

翌日になると若干足の動きが改善傾向でした。

さらにその翌日には、ご覧の動画の通り、

左後ろ足で身体を支えられるようになっています。

動画はこちら


映像がぼやけているので見にくいと思いますが、

左後ろ足は比較的しっかりしており、

右後ろ足は足の甲が床についている状態

(神経の反応に異常がある)です。


椎間板ヘルニアの最も重い段階であれば

通常は手術が適応になりますが、

この子の場合、回復が非常に速いこともあり、

手術をせず内科的な治療を行っています。

この分だと、順調にしかもかなり早く回復してくれそうです。

  
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Posted by 駿河どうぶつの病院 at 00:37Comments(0)病気の話