2015年10月27日

ハムスターのデキモノ

ハムスターは悪性腫瘍(がん)が非常に多く発生します。

ハムちゃんのデキモノは急速に大きくなっていく傾向があり、

悪性度が高いと数日でかなり大きくなってしまうこともありますので、

デキモノを見つけた場合には早めに診察を受けさせてあげて下さい。


写真の子は2歳過ぎのハムちゃんで、頬にデキモノができてしまいました。

大きくなっていたため、切除範囲も大きくなってしまいましたが、

手術後の経過は現在のところ良好です。

高齢ですが、頑張ってくれました。




目の下から上あごにかけて発生した皮膚のデキモノです。


 

デキモノのすぐ下には頬袋があり、

温存できるように手術しました。

デキモノが大きいと、傷はかなり大きくなってしまいます


再診時の様子です。

傷もきれいになってきました。

体調も良好です。
  
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Posted by 駿河どうぶつの病院 at 01:42Comments(0)ハムスターの診察

2015年10月15日

待合室の椅子がボロボロです

当院にいらした事のある方はよくご存知と思いますが、


実は待合室の椅子がボロボロです(笑)



ご覧の通りです。


なぜかというと、


看板猫のベルが爪研ぎをしてしまうためです。


何度も椅子を替えようと考えましたが、


ベルが気に入ってしまっているという大変困った事態のため、


そのままになっています。


少し座り心地が悪いかもしれませんが、


あまり気になさらないよう、


ベルの生きがいにご協力をお願いします^_^


当の本人は全く悪びれる様子もありません・・・

 
  
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Posted by 駿河どうぶつの病院 at 22:27Comments(0)

2015年10月05日

イベルメクチン

ノーベル賞が発表されましたね。

今回も日本人、大村先生が受賞されました。

ノーベル賞受賞の業績のひとつに、

イベルメクチンという細菌が作り出す化合物を発見したことも含まれているようです。


話題になっているのでご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、

獣医師の間では有名な話で、

このイベルメクチン、伊豆・川奈のゴルフ場の土から発見されたものです。

ゴルフ好きな大村先生が、各地のゴルフ場を訪れるたび、

土壌を持ち帰って分析していたとか。

気の遠くなるような作業ですね。


このイベルメクチン、我々獣医師にとっては非常に身近な薬で、

当院で使っているフィラリア予防薬のお肉タイプやクッキータイプ、

錠剤などほとんどがこのイベルメクチンが有効成分です。

猫ちゃんのフィラリア予防にも使えますし、

お腹の虫下しやある種のダニ駆除などにも使います。

非常に安全性の高い、使用しやすい薬です。

ただし一部の犬種は遺伝的にイベルメクチンにより

副作用が出る可能性があることがわかっていますので、

そのような犬種には他の種類の薬を使用しています。


ちなみに自分自身伊豆が大好きで、

数年前までは富戸や河津・川奈の辺りにもよく遊びに行っていました。

動物病院開業を考えた時、伊豆で開業しようかなぁ、

と本気で考えていました。


  
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Posted by 駿河どうぶつの病院 at 20:14Comments(0)