2014年04月25日
GWのお知らせと、ちょっとだけ猫ちゃんの便秘のお話
もうすぐゴールデンウィークですね。
当院は4月29日・5月3日・4日・6日は午後6時まで、
5月5日月曜は休診となりますので、ご注意下さい。
5月5日月曜は休診となりますので、ご注意下さい。
なおゴールデンウィークになると、医薬品・フード会社などもお休みになるため、
継続した医薬品・食事が必要な方はお早めにお申し出下さいね。

継続した医薬品・食事が必要な方はお早めにお申し出下さいね。
食事療法用のフードも沢山の種類があり、
治療に一役買っています。
その中でも最近効果を実感しているのが猫ちゃんの便秘に対する食事でしょうか。
こちらのレントゲンは交通事故による骨盤骨折の影響で
便秘になってしまった猫ちゃんのレントゲンです。

同じレントゲン写真ですが、黄色の線で囲まれた白いものが貯まっている便です。
硬そうな便がたくさん貯まっています。
こうなってしまうと定期的に浣腸をしたり、
骨盤を治す手術と大腸を切除する手術をしないと、
便がほとんど出ない状態になってしまいます。
また交通事故などではなく、特発性巨大結腸症といって、
はっきりした原因は不明ですが、
消化管の神経の異常により便秘になってしまう猫ちゃんもいます。
しかしこのように便が出にくくなってしまった猫ちゃんでも、
食事だけで良い便通を維持できるようになっている子が何頭もいます。
もちろん、全ての猫ちゃんに効果があるわけではありませんが、
かなり多くの猫ちゃんの排便が良好になるようです。
また食事だけでは難しくても、ちょっとした治療を加えることにより、
便の出が良くなることもあります。
もうひとつこの食事のいい点として、美味しく出来ているということも挙げられます。
食事が根本的な治療になるわけではありませんが、
猫ちゃんのとっても嫌がる浣腸や手術をせずに
快適に暮らせるようになるのであれば、とってもいいことですよね。
排便も体調のバロメーターになります。
普段から便の様子や排便する時の様子なども観察してあげてくださいね。
Posted by 駿河どうぶつの病院 at
16:45
│Comments(0)
2014年04月14日
予防の時期になりました
春になると狂犬病の予防接種やフィラリア予防、
ノミ・マダニ予防などのワンちゃんの予防が本格的になります。
当院では狂犬病の予防接種と市へのワンちゃんの登録の代行を行っていますので、
当院では狂犬病の予防接種と市へのワンちゃんの登録の代行を行っていますので、
市から狂犬病予防接種のお葉書が届いている方はご持参の上、ご来院下さい。
またフィラリア検査も随時行っていますので、
狂犬病の予防接種と同時に検査をすることをお薦めします。
ところで、先日、Hearty nose さんにお招き頂き、
予防についてのお話をさせて頂きましたが、
その際に「フィラリア予防薬のジェネリック医薬品はないでしょうか?」
というご質問を頂きました。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)の場合、
先発医薬品と比較すると安価なことが多く、
フィラリア予防薬にもジェネリック品は何種類もあります。
ただし、動物の医薬品の場合、
後発医薬品が安くないこともあります。
これは薬の成分は同じでも、
よりワンちゃんが飲みやすいように、また扱いやすいようにと作られて発売されるため、
色々と医薬品メーカーが試行錯誤しているからです。
今年も何種類かの新しいフィラリア予防薬が発売されていますが、
既存のものに比べ、やや高めです。
当院では主に錠剤とお肉タイプの予防薬を中心にしていますが、
その他にも背中に垂らすタイプや注射なども準備していますので、
その中でご希望に沿った薬を選択して頂きます。
下の写真はフィラリア感染症検査の専用キットです。
右側のキットは感染している子の検査結果を示しています。
フィラリア感染症は予防をすれば、しっかり防げる感染症ですので、
5月から12月まで、予防してあげてくださいね。
