2015年11月30日

鼻咽頭狭窄(びいんとうきょうさく)という病気

29日は静岡県中部症例検討会という勉強会のため午後休診とさせて頂きました。

そこで鼻咽頭狭窄(びいんとうきょうさく)という、

鼻の奥に膜が張った状態になってしまい、

呼吸が苦しくなってしまう病気の治療(カテーテル拡張術)について発表してきました。

外部へのリンクになりますが、

こちらの動画はその鼻咽頭狭窄という病気になってしまった猫ちゃんの呼吸の様子です。


半年前から呼吸がおかしく、

食欲もなくなってだんだんと痩せてきてしまったということで

当院を受診した猫ちゃん。

この数日後、もっと呼吸が悪くなってしまったのですが、

鼻の奥をバルーンカテーテルというもので広げることにより、

劇的に呼吸が楽になりました。

現在は体調に問題がなく元気に過ごしています。

治療後の様子はこちら

体重も体調が最も悪いときは4.2kgまで落ちましたが、

現在は食欲も旺盛で体重は5.5kgまで増えてました。

食欲旺盛なのはいいことですが、

もうこれ以上は増えないほうがいいですねw



上の写真の左側が膜が張ってしまい、

空気の通り道が狭くなっている鼻の奥です。

写真右側がバルーンカテーテルというもので

狭くなっている部位を広げた後の様子です。
  
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Posted by 駿河どうぶつの病院 at 23:58Comments(0)病気の話